パテントポートフォリオマネジメント

ポートフォリオとは、もともと「書類入れ」を意味し、現在では、証券、不動産等を組み合わせた投資資産全体を指す用語としても使用されています。

パテントポートフォリオマネジメント(特許ポートフォリオマネジメント)とは、複数の特許出願・特許権から構成される特許網が総合的に最善となるように管理する手法です。特に、当事務所のパテントポートフォリオマネジメントでは、個々の特許出願・特許権を投資対象の一種であるとみなし、全体として投資効率を上げることをその目的としています。

当事務所では、パテントポートフォリオマネジメントとして、マーケットにおけるポジション等を扱うマクロ分析に加え、各々の特許出願・特許権に対して多種の特定の情報を帰属させ、補正等の中間処理、特許選別などの判断にこれらの分析結果を反映させる手法を採用しています。

当事務所のパテントポートフォリオマネジメントは、(1)単なる漠然とした発明抽出活動・特許出願手続・中間処理により特許出願の大半が無駄な投資になってしまうという現象を防止し、かつ、無駄な投資になってしまう特許出願であっても価値ある特許権へと変化させ得ること、(2)判断基準を明確に設けることで、投資的観点から効率の低い特許権、審査に係属中の特許出願等を積極的に捨て、その分を新たな知的財産投資に回すことにより投資効率を上げること、(3)個々の案件をコントロールしながら全体としての投資効率の向上を図ることによって企業戦略と特許戦略とを整合できることなどに特徴があります。


当事務所の付随特許業務